色々と書いていこうと思っています。
(以前のブログは消えてしまいました…)
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音楽著作権料の割引 5
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    音楽著作権料の割引 5

     

     「何故、JASRACはダンス界だけに不当な著作権料を請求するのでしょうか?」

    前述した如く、「風適法」の第2条の第1号及び第4号の [キャバレー、ダンスホールその他、設備を設けて客にダンスをさせる営業] を準用して、自分達の規定の中に、ダンス教授所を同じ [カテゴリー] として入れたものであります。
     風適法では最終的に、「客にダンスをさせる営業のうち、ダンスを教授する場合にのみ、客にダンスをさせる営業を除く。」(ホームページの自伝、「風適法の改正」第
    50ページ参照)判り難い文章でありますが、要は、ダンスホールの様に教授をする者が居ても営業自体が客同士ダンスをさせる営業ではならない、という事で、我々が申し立てた「ダンス教授所は客にダンスをさせる営業ではなく、[客にダンスを教授する営業である]事を認めさせるものでありました。当然、著作権法もそれと同様に、規定の解釈を改正させるべきであったのです。

     即ち、JASRACはカラオケと同様、取り易い所、把握しやすい営業所として、ダンス教授所をターゲットとしたものであります。このJASRAC及び文化庁の決定に、皆さんは納得いたしますか?

     ホームページ上の「自伝」に詳細はこの後、掲載いたしますが、この著作権料の支払いについては、ダンス界の無知もあり、今迄の対応が悪かったことも見逃せません。

     これ迄の経過を少し説明いたしましょう。

    明治32年制定された旧著作権法は、昭和4611日(1971年)大幅に改正されました。

    その時、混乱を避ける為「附則14条」が設けられたのです。

     これらは「出所の明示を行うことを条件に自由利用が認められてきた」経過措置で、但し書きとして「フロアーにおいて客にダンスをさせる営業は適用されないものとする。」とあり、キャバレー、ダンスホール、その他の営業とともにダンス教授所も適用されない、と文化庁、JASRACは解釈していたものです。この時、何故、ダンス業界はこの不当な解釈に対して抗議しなかったのでしょうか。現在はこの経過処置も解除され、その事実だけが厳然として残っているのです。

    平成13101日(2001年)著作権等管理事業法が施行されました。これは、JASRACが提出した著作権使用料規定が文化庁にて承認されたものです。

    この著作権等管理事業法が制定される前は、必ずしもダンス教授所の営業に著作権料が発生するとはいいきれない、微妙なものがあった為、JASRACは当時名古屋の教室に対する訴訟を取り下げたことがあったのです。然し、この後、注意深く「著作権等管理事業法」を見守り、それに対する対処を考えるべきでありました。この法律は極言すれば「それ迄の法律では裁判に勝てない」、と読んだJASRAC側が、その不備を訂正する為に作成し、文化庁の承認を得たものですから、この法律が出来た時点からそれに対する対応…月額3,000円程度の著作権料を支払うか、JASRACが受け取らない時は法務局またはその支所に供託すれば良かったのです。裁判で勝てば戻ってきますし、その間は支払う意思があった、という事で高額な遡及分は免れた筈でありましょう。前に述べた如く、JASRACは文科省(文化庁は文科省の下にある)の天下り先(吉田理事長を始め、専務理事、常務理事など多数が役員)であります。

    C作権協会も、本来規定を提出する前に関係団体の同意を得なければならない事になっているのに、同意を得ていなかった瑕疵(欠陥)があったのです。

    い修谿柄阿法⊂赦466月、著作権物使用料規定実施細則の承認が、東京社交舞踏教授所協会の高岡弘理事長、東京ダンス教授所組合の片瀬勝三組合長とJASRACの三者による合意がなされ、承認されてしまいました。内容は、教師3名まで1,500円、6名まで2,500円などであります。(これも問題ではあります)

     昭和534月、「定員数」「入場料」「演奏時間」による契約変更申し入れがありました。

     昭和618月、「教師数」「30分間の料金」に区分変更を申し入れ、既契約者はそのままの料金に据え置くことで合意、以後新たに入会する者は、以下の料金に値上げされました。

     15名(教師数)3,000円、694,000円、10名以上5,000円、と実質的な値上げでした。

     

     この様に、現在の状況では、文化庁とJASRACの結びつきからして、今後も値上げが目に見えています。その為にもダンス界としての自衛策…著作権フリー曲の作成が必要なのです。

    (最終回の積りでしたが、5−2 としてJASRACへの対抗策を考えてみたいと思います)

     

     
    Posted by : shinodamanabu | NDLSの不法な契約解除 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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