色々と書いていこうと思っています。
(以前のブログは消えてしまいました…)
風適法のその後 3
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 現在の風適法が、我々が願っている様に改正されると、ダンスホールは当然風営法の許可を取らずに済み、「飲食店」で営業出来る様になるでありましょう。ダンスを楽しめる会場が多くなり、必然的に昔の様にダンス・ファンが増えることが考えられます。
 浦安の東急ホテルの様に、風適法の認可を取ってダンス・ホールをホテルの一角に開いている所は稀でありましょう、今後は外国の様に一流のホテルでもロビーや飲食が出来る場所の中央に、狭いながらもフロアーを設け、C.D.やピアノとリズム・ボックスなどの演奏で踊れるスペースを設けて、それを見た人達がダンススクールに来る、という好循環も有りましょう。
 しかし、反面、ダンス教室は資格を持っていない者でも営業できることになり、アマチュアでも教室を経営することが危惧されます。
 我々にとって重要なことは、如何にプロの権威と実力を高めてゆくかでありましょう。例えば、ゴルフ界も約50年ほど前までは、自分でプロを宣言すればプロであり、競技に出られたものだったそうです。現在は日本プロゴルフ協会が確りとした組織になり、プロ・テストもトーナメント・プロとティーチング・プロがあり、資格を持っていない者が「自分はプロだ!」と言えば名称詐称となる程、世間的にも「プロ制度が確立」されています。
 以前、私が住んでいる浦安に居住し、一緒にゴルフをやっていた人が隣の南行徳の駅近くにゴルフ・ショップを開業し、その2階にネットを張り巡らせて練習場を作り、そこで初心者に有料にてゴルフを教えている人が居ますが、別に法律上は問題ではないのですが、人伝にプロではないことを聞いて、他の練習場のプロに習いに行く人が多くなるとのことです。
 ダンス界も、勝手に色々な団体がプロ資格を乱発することなく、一本化した資格を出さないと、現在の競技会の様に「A級の乱発」が生まれてしまう様に、ダンスのプロが権威の無いものとなるのが目に見えるようです。
 そうかと言って、以前の「全ダ連の会長」の様に自分の地位の保全の為に、風適法からの脱却を拒否して反対運動をするならば、ダンスの普及と発展に大きな障害となることでありましょう。
   皆さんもお聞きの如く、現在政局が流動的になっています。消費税の値上げに反対する声、新しく改造された内閣の大臣から二人も辞任せざるを得なくなった醜態。衆議院の解散・総選挙の声が大きくなっています。来月14日など日にちまでマスコミが大きく伝えています。一番恐れていた今年中の解散となると、現在の議案は廃案となり又新たに来年に向けて対応するしか有りません。今度も警察庁は再度大反対をしてくることでありましょうし、先行きが不透明になってくる事は否定できません。
 私も「風営法からダンスの文字が完全に削除される」のを是非とも見てからこの世にオサラバしたいのですが、未だ未だ先の事になるのでしょうか。
 私のホームページに映画「Shall we ダンス?」のその後の事件について、来週から掲載する予定ですが、個人的な「地位」や「利益」のみを追求する人が多く、業界(自分たちの未来への)の発展や将来への展望が無い役員が多いのも心配です。
(どうか、ホームページの「亘 vs 角川」をご覧下さい。)
是非とも、若いプロの選手諸君! 自分たちの将来の為にも、後輩の為にも「より良いダンス界」に発展させるべく尽力して下さい。     

 
Posted by : shinodamanabu | 風営法のその後 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
風適法のその後 2
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 2014年7月8日(火)午後7時から早稲田大学キャンパス8号館B101教室で「ダンス規制を考えるシンポジュウム」が開催されました。第1部『ダンス営業になぜ許可が?』第2部『フリートーク・ダンスの現在そして未来へ』。
主催 早稲田大学法学部・岩村健二郎研究室、協賛 Let's Danse 署名推進委員会 及び Let's Dance 法律家の会、でした。
驚いたことに、ダンスを風営法から除外する署名運動に、18萬筆(人)以上が参加し、法曹界(主として弁護士)が100人以上も名前を連ねていたことであります。
 15年前のダンス教室を風適法から除外する運動の時に集めた署名が、約3萬筆であったことを思うと余りにも格段の差でここに書くのも恥ずかしい気持ちであります。聞くところによると、10代・20代の方が大いに行動されたそうです。
 私のホームページ「風適法の改正」の最終頁に、『然し、考え方としてはダンスそのものが除外されたのではない。ダンススクールが「風適法」から除外されただけである。未だに、ホテルのロビーなどでお客さんが踊ることは許されていない。早く西欧並みに、一般の人の前で、誰でも、何処でも自由に踊れる様にならないと、真の「風適法からの除外」とは言えないのではなかろうか。』『何時の日か、誰かが引き継いで完成してくれることを信じ、私の挑戦はこの辺で一休みする事としよう。』と書いた覚えがあります…
 正直、私はダンス界の若い人の誰かが「ダンスは風俗ではない」との運動の先端に就いてくれることを期待していたのですが、弁護士や他のダンスの関係者が主体となって今回の成功に導いてくれたことに感謝するとともに、恥ずかしい思いも持っているのであります。
 岩村先生からメールが届き、『うまくいけば風営法改正案が今臨時国会で、ダメなら来年の通常国会に提出されます。もう閣議決定もされ、法律そのものも完成しており、政局などよほどのことがない限り、1年のうちに改正されるのが確実な情勢であります。』
 改正案の骨子は、
・風営法から「ダンス」の文言を完全削除する。
・ダンス教室はすべて開放。4号は撤廃される。
・照度が10ルクス以上ない飲食店は、現行風営法の「低照度飲食店」の規定に従う。
・照度が10ルクス以上の飲食店は、
 1. 深夜に営業し、酒を提供する店は(ナイトクラブ含め)「特定遊興飲食店」として許可制になる。
 2. 逆に深夜に営業しないナイトクラブその他、ダンスをさせる店はすべて「飲食店」として扱う。
・なお、照度の計測(10ルクス以上)はテーブルやカウンターで行い、ダンスフロアーは除外される。
・ライブハウスは演奏以外の時間を対象とする。
 まだまだ調整が必要でずっと警察、議連、規制改革室とのやりとりが続いていますが、法案提出直前の最後の詰めの段階にきているそうです。
 みなさんも御存じの如く、新内閣の閣僚の不祥事と消費税の値上げによる国会の解散が起きてしまうと、法案は廃案となり、また来年の通常国会に向けて新しくスタートしなければならなくなるかも知れません。その間、例によって警察は再度巻き返しを図る可能性も否定出来ません。
 その時こそ、ダンス界全てが力を結集させてこの「法律家の会」や「署名推進委員会」と共に行動すべきだと思います。

 次は、この改正が成功した時の功罪について考えてみることにいたしましょう。 
Posted by : shinodamanabu | 風営法のその後 | 19:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
風適法のその後 1
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 風適法の改正について、私も長年努めてきた積りですが、今回大阪のヌーンというナイトクラブが、風適法違反の容疑で裁判になった事件の結末をお知らせ致します。この事は我々ダンス界にも大きくプラスになると思われることで、私の最終目的であり、完成すれば最大の喜びでもあります。
 4月25日、大阪地裁法廷にて「被告は無罪」との判決主文が宣せられました。この事件は、約2年前から争われていたもので、クラブは客のダンスと飲食提供を伴う風俗店とされ、現状では都道府県公安委員会の許可が必要とされていたのです。
 判決は風営法のダンス営業規制の対象を、大幅に絞り込むものでありました。裁判官は「性風俗の乱れにつながる恐れが実質的に認められる場合」と限定し、ヌーンのイベントや客のダンスは、「性風俗を乱すものではなかった」と結論付けたものでした。
 現在は、「ダンス」という名前だけで風営法の規制対象とされていて、ダンス教室も、特別な講習を受けた人が教える場合以外は対象となるのです。
 古屋国家公安委員長は「クラブやダンス教室などを規制している風営法を見直し秋の臨時国会に法律改正案を提出する。」
ダンススクールのようなものを緩和するすることに異存はない」と述べたのです。
 これは、深夜営業のナイトクラブばかりでなく、ダンスホールが風適法から撤廃されることにより、ダンスホールを営業する人が増え、「ダンスを習いたい」と思う方が増大することにもなる、と予想されます。
 同時に、今まで一流のホテルは「風適法」の許可を取ってまで客にダンスをさせることは出来ない、としていた所が多かったのでありますが、ラウンジや喫茶・軽食をする場所でダンススペースをとり、客に自由に踊らせることが出来れば、それまで踊れなかった人達も、ダンスを習ってみようかな!と思うことでありましょう。
 早速、議員連盟(衆参両院の超党派)の先生方や法曹界(主として弁護士の先生)の方のお力で、「風適法の改正」が立ち上がったのです。我々ダンス(ボールルーム・ダンス、ダンススポーツ)に関係する者もこの運動に積極的に参加する必要があるのではないでしょうか? この数年が日本のダンス界にとっても重要な年月になる事と存じます。
Posted by : shinodamanabu | 風営法のその後 | 16:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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